北海道の日本酒
北海道は、日本酒造りに適した環境が整い、
近年注目を集めている地域です。
北海道の日本酒について、より詳しくご紹介します。
- 01箱館醸蔵
- 02上川大雪酒造 五稜乃蔵
- 03二世古酒造
- 04田中酒造
- 05日本清酒
- 06国稀酒造
- 07小林酒造
- 08金滴酒造
- 09髙砂酒造
- 10合同酒精
- 11男山
- 12三千櫻酒造
- 13上川大雪酒造 緑丘蔵
- 14上川大雪酒造 碧雲蔵
- 15福司酒造
- 16碓氷勝三郎商店
米どころは酒どころ。
先人たちが培った北海道の
日本酒文化がいまに。
北海道は寒冷地であるため米作りに適していないと言われた時代が長く続き、苦労してきましたが、先人の知恵と北海道独自の技術・品種改良等の努力を重ねた結果、寒冷に耐え、質の良い酒米を作ることができるようになり、現在は、我が国有数の酒米産地として評価されています。
日本酒の成分は8割が水。美味しい日本酒を作るにはもう一つ重要な素材である水が欠かせません。
北海道では良質な雪解け水や伏流水などの良い水の条件がそろっています。また冬の寒さは雑菌が繁殖しにくいため、酒造りに適しており、北海道では風土を生かした酒づくりが行われています。
北海道産3種の酒造好適米
1998年(平成10年)「初雫(はつしずく)」の作付以来、
現在、北海道では「吟風」「彗星」「きたしずく」3種類の酒米が栽培されています。
北海道の酒米は府県産に劣らないタンパク値の低さで高品質を誇っており、
近年では、道内のみならず全国でも北海道の酒米を好んで使用する酒蔵が年々増加しファンを集めています。
北海道が誇る酒米
北海道は寒冷地のため、原材料の酒米が育ちにくい環境でしたが、
品種改良の結果寒さに強くおいしい日本酒となる
心白(※)がある酒米をつくることに成功し、
現在は3種類の酒米を生産しています。
日本で最も多く生産されている酒米は「山田錦」を原料とした
酒とは異なる特徴を味わえます。
※(心白は細かい隙間を持ち、この隙間に麹菌が入り発酵するため、
心白がある米は醸造に適している)
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吟 風
- 2000年に品種登録された酒造好適米。心白が大きく肉厚であり、心白発現率の高い品種。芳醇なコクのあるお酒に仕上がるのが特徴である。
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彗 星
- 初雫と吟風との交配で2006年に生まれた品種。タンパク質含有率が低く吟風同様肉厚なうえ米粒が大きく、収量性が高い。どちらかというと香りも味わいも穏やかで、淡麗辛口のお酒に仕上がるのが特徴である。
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きたしずく
- 2014年に生まれた北海道の酒造好適米のなかで一番新しい品種。心白発現がよい、米粒と心白が大きい、耐冷性に優れ多収である、という3つのメリットを持つ。雑味が少なく、やわらかい味のお酒に仕上がるのが特徴であり、濃醇で甘みの強い吟風と端麗で辛口な彗星のちょうど真ん中に位置する香りと味わいになる。
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味わいを追求する。省力化と食味の両立を目指す。北海道米には、品種ごとにストーリーがあります。
最高峰から新品種まで、個性が光る北海道米をお楽しみください。